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ウクライナ’44

ウクライナ‘44

コマンドマガジン70号の独ソ戦の作戦級ゲームです。本社では売り切れらしく残念です。

ウクライナの44年?と聞いて、ドイツ軍は絶望的じゃないの?と思われるかもしれませんが、このゲームの場合、そうではありません。確かに状況は絶望的に見えます。北西から南東までソ連軍の強力なプレッシャーにさらされています。しかし、ドイツ軍は少数精鋭です。攻撃力は低いがしぶとい(耐久力が高い)歩兵師団と、機動力に勝る装甲師団を持っています。対するソ連軍は、耐久力の倍の攻撃力を持つ機械化軍団と、雲霞のごとき歩兵師団をそろえています。ただし、若干移動力が低く、耐久力も低めです。


このゲーム、私が紹介してよいものやら疑問ではあります。何せ7、8回対戦して1度しか勝っていませんので。(へぼですねー)必勝法のようなものがあるのかもしれませんが、少なくとも私は面白いと感じているので、紹介させていただきます。

<主なゲームの特徴>
戦術のドイツ軍、戦略のソ連軍
いわゆるはさまれると身動きが取れなくなるシステムですが、はさまれて攻撃を受けて、後退しても、追加1損害を受ければ撤退ができます。
基本的に1対1以上の戦闘比率では、攻撃側が必ず1損害しか出ないのにかかわらず、防御側は1以上の損害が出るので、攻撃側が有利です。(4対1の時に発生する4損害が最大損害数です。)出た損害の分だけ、防御力と攻撃力が低下し、防御力がゼロになると、そのユニットは壊滅します。
部隊は戦闘解決時以外は裏向きで配置します。損害数も見えません。ただ、移動力は裏面にも書いてありますので、装甲部隊か歩兵部隊化の区別はつきます。ここがまた悩ましいところです。

なお、ドイツ軍は、相手の防御力を上回る損害を相手に与えると(2防御力部隊に対して3損害など)、損害を被らずに済みます。
さらにドイツ軍の装甲師団は、攻撃後に再度移動(機械化移動)できます。移動力はドイツ軍の装甲師団が8、歩兵師団が6であるのに対して、ソ連軍の機械化軍団が7、歩兵師団が5のため、うまく立ち回っていれば、捕まることなく一方的にダメージを与え続けることができます。私をこのゲームで叩きのめし続けている友人はまるでジェット・リーのワイヤーアクションのようだ、と言っております。
さらにこのゲーム、平地の移動には2移動力消費する(道路は1移動力)ため、鈍重なソ連軍が、ドイツ軍を追いかけ、包囲を目指す、という形になります。

このように、戦術的にはドイツ軍が優位に立っているのですが、戦略的なイニシアチブは、大量の歩兵師団を持つソ連軍が握っています。ジェットリーのように飛び跳ねようと思っても、それには後退できるスペースが必要ですから。

<ソ連軍の戦略>
主導権はソ連軍にあります。
さて、ソ連軍の作戦は大きく分けて、1北西部を死守する部隊を潰すこと。2南からの包囲突破を防ぐために、南西方面から回り込むこと。3平押しで正面である北からグイグイ押すこと。の3つがあります。ソ連軍は、ドイツ軍を逃がさないようにしつつ、せん滅しないとなりませんので、これらの1つに作戦を片寄ると、他の方面からスルスルと逃げられたり、ワイヤーアクションを食らったりします。特に、強力な機械化軍団が10個あり、これの割り振りが極めて悩ましいところです。

<ドイツ軍の意図>いかにソ連軍の意図を読み、それをくじくか(かなあ、と思います。)。
さて、ドイツ軍の目標として、ドニエストル川以北で、北西の補給源に部隊を到達させると、VPになります。ある程度はそれを達成させないと、ドイツ軍は勝てないでしょう。(それ以外は基本的に相手に与えた損害数、ただしドイツ装甲師団の損害数は2倍にして計算します。)それを踏まえたうえで、どうするか。というところです。攻撃力が高いソ連軍の意図に真っ向からぶつかった場合は厳しい戦いになるでしょう。ソ連軍の意図を読み取り(もちろん意図はゲームの開始時から最後まで同じとは限りません。途中で変わる可能性があります。)、うまい具合にすり抜けたり、ソ連軍の歩兵師団を痛めつけたりしないといけません。

<激戦の末に>激戦の末に日が暮れて・・(暮れませんが)
移動力があまり多くないこと(平地に2移動力必要です)、耐久力システムであること、攻撃側が戦闘で有利なこと、後退型のCRTではないことから、壮絶な殴り合いがそこかしこで行われます。精強だったドイツ装甲師団は、度重なる損害により、攻撃力も落ちていきます。また、雲霞のようにいたはずのソ連軍歩兵師団は、いつの間にかほとんどいなくなるでしょう。
そしてドイツ軍は待ち望んだ援軍が第7ターンと第11ターンに登場し、第12ターンでゲーム終了です。

<最後に・・>
実際私は第11ターンを見てないのですよね、、その前に負けてます。そんな私がこんなことを書いていいのかな?とも思いましたが、だって面白いんですもの。ということで書いちゃいました。とにかく、強烈な殴り合いが楽しめるゲームです。

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2016/5/17更新

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