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CivとEU(パラドックス社のゲーム)の相違点その2

CivとEU(パラドックス社のゲーム)の相違点その2

 前回記事の補足です。今回は、EUを中心に、主に戦争システムなどについて書いてみます。私は、Civ、EUともにそれほどうまくプレイしているとは思えませんので、あくまでも私の感想です。

<戦争システム:直線的なCiv 曲線的なEU>
 CivとEUの戦争システムは全く異なります。
 Civの場合、都市を死守する方針で戦争することが多いと思います。都市は守りやすい代わりに、奪われると大打撃なのです。
 都市ヘクスの周囲には、空きへクス(=後背地)があり、そこにユニットを配置すれば、都市は守りやすくなります。都市は敵に占領されれば、即座に所有者も変わります。都市は、開拓者を消費し、自分でいろいろ考えて配置したものですし、都市内建築物や、地形改善など、手塩にかけて育ててきたものですから、都市を取られることは、物理的にも精神的にも、大打撃です。

 これに対してEUの場合、基本的に都市は一時的には奪われるもの、として考えます。都市は一時的に奪われやすい代わりに、奪われたところで大したダメージになりません。戦争終結前に奪い返せばいいのです。さらに言えば、収入が少なく、価値に乏しいエリアは、極端な話、奪われたままでもよかったりします。
 EUのマップ構成は、エリアが最小単位で、エリア=都市みたいなものです。後背地はありません。あるエリアに敵が侵入してきた場合、まずは、そのエリアにいる部隊(=野戦軍)との戦闘になります。そして、野戦軍が敗れると、次は都市攻囲戦に移ります。攻囲の結果都市が陥落すれば、そのエリアは敵に占領されます。
 ところが、敵にエリアを占領されても、エリアの所有権は変わらないのです。所有権が変わるのは、講和条約が結ばれた時、です。そして、講和条約では、仮に8個敵エリアを占領していても、そのうち割譲してもらえるのは3エリアくらい、だったりします。占領エリア全部を割譲しろ、と言ったら、交渉が決裂して、延々と戦争が続きます。そしてこのゲーム、延々と戦争を続けることはとても大変です。戦争が長引くと、自国エリアで不満が高まり、反乱が頻発し、戦争どころではなくなるからです。

 これは逆に言えば、一時的に敵にエリアを奪われてもいいや、ということになります。そして、EUは後背地がないので、エリアを守るには水際防御、つまり、守りたいエリアに部隊を集結させて、野戦で勝利するしかないのです。ところが、そう簡単に野戦に勝てません。といいますのも、大体の戦争は同盟同士になります。一国ではそれほど戦力がないはずの敵に、はるばる遠方からの同盟国も加わって、とんでもない大軍が攻め寄せてくることが多いです。また、交戦国と接するエリアが複数あれば、とても全てのエリアに部隊をはりつけて水際防御することはできません。つまり、水際防御は現実的ではないのです。
 そしてこのゲーム、前回にも書きましたが、兵站が大事です。雪だるまのようにふくれあがった敵軍も、攻囲戦をしているうちに補給の関係で部隊がすり減っていきます。1エリア、2エリアと交戦国に取らせておき、弱らせたところで、野戦に持ち込み、敵野戦軍を撃破した後にエリアを奪い返して、逆侵攻、というのはよくあるパターンです。

 そして、一度の戦争ではそれほど多くのエリアは割譲してもらえません。また、一度講和条約を結ぶと、一定期間は講和状態となり、講和状態の間に戦闘を仕掛けると、国内安定度に大きなペナルティがつきます。そうなると、国内は反乱が頻発しますので、講和条約が切れるまで待ち、状況に応じてまた開戦、といった感じになります。さながら、寄せては返す波、といった感じです。

 もちろん、隣接している国は複数あるでしょうから、状況は複雑になります。

<部隊:成長要素があるRPG的なCiv 冷徹な消耗品のEU>
 Civは、シリーズを重ねるにつれ、ユニットにRPG的な成長要素を加えています。つまり、「昇進」です。戦闘経験を踏んだ部隊は、昇進し、新規ユニットよりも強くなるわけです。このため、核となる部隊を失わないことが重要になります。そして、それが可能な戦闘システムです。ユニットは、生き残りさえすれば、時間が経てば体力は回復し、完全戦力に戻ります。「昇進」して、完全戦力なわけですから、ユニットを大事にすれば精強なユニットが出来上がります。

 これに対して、EUの場合、失った部隊は失ったままですし、部隊が成長することもありません。(少なくともEU3までは)そして、部隊は戦争するとみるみる溶けていきます。溶けた分は、新規部隊を動員して補充するしかありません。

<EUは、小国プレイの場合、ある程度は、なるようにしかならない>

 戦略戦闘や外交などで工夫はできても、ある程度はなるようにしかならないのがEUです。大国なら、ある程度はどうとでもなります。

 しかし、小国でプレイした場合、大国にそのまま攻め込んでも勝てません。大体は、同じか、より小さい国を切り取って大きくなり、大国に張り合う、という展開だと思うのですが、当然、他の国も干渉してきます。同盟が部隊を派遣してくるゲームなので、ターゲットとする国自体は弱くても、その国が強国と同盟している場合、なかなかうまく行かないことがあります。
 基本的には、ターゲットとする国が他の国と戦争している隙を狙うとか、効果的な同盟を組んでいない状態を狙うとか、同盟の一部となって、尻馬に乗る、などが考えられます。ですので、結構状況待ちとなることがあり、受動的な部分もあります。
 また、同盟の尻馬に乗るのは簡単にはうまくいきません。といいますのも、同盟には戦争の「主導国(盟主)」的なものがあり、その「主導国」が講和しちゃうと、戦争はその時点で何事もなかったかのように終了してしまうからです。「主導国」が講和する前に単独講和にこぎつけることができればいいのですが、なかなかうまくいきません。

 うまいプレイヤーなら、いろいろな手段があるのでしょうが、私の場合、「ある程度はなるようにしかならんなあ」と思ってプレイすることにしています。状況にも大きく左右されます。
 基本的にこのゲームは、世界征服を目指すゲームではないのです。
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2016/5/17更新

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